今回も、食と栄養に関する話題です。
食・栄養・健康に関する話題は、これで3回目になります。
1日に必要なカロリーは、年齢・性別ごとにおおよそ決められています。
また、高校の時に家庭科で習ったのですが、同じ年齢・性別でも、1日ずっと座ってばかりの人、家事などで少々 体を動かす人、運動量の多い人、というように、運動量によっても必要なカロリーは変わります。私が高校生だった当時1999年頃は、運動量による必要カロリー量は、4段階に分けられていたと記憶しています。
ちなみに、入院中の成人男性で特に食事制限がない人の入院食の1日あたりのエネルギーは 2,000kcal 程度だと聞いたことがあります。
食物に含まれるエネルギー量については、糖質とタンパク質は1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcalで計算されます。
サラダ油を、単純に脂質 100%とすると、サラダ油 50gで 450kcal、上白糖を、単純に糖質 100%とすると、上白糖 50gで 200kcalになります。
私は高校生の頃から1日2食程度しか食べておらず、人と比べると食べる量は少ないのですが、おそらく基礎代謝が低いからだと思います。1日3食も食べていたらすぐに太るでしょう。
また、暑い時期には食欲が下がる人は多いでしょう。インドなどの暑い地域では、スパイスを多く用いた料理を作ることで食欲増進を促しているという話は、中学校の社会でも習う話で、知っている方も多いでしょう。
ドイツ人は1日4食か5食か、とにかくたくさん食べると聞いたことがありますが、ドイツ人が太っているというイメージはありませんね。体が大きい分、基礎代謝が活発なのでしょうか。
ここまで、1日に必要なエネルギー量について、ありきたりのことを書いてきましたが、ひとつ、大きなことが忘れられています。
医者や栄養士などは一切 話さないのですが、同じ人でも寒い時期と暑い時期では、必要なエネルギーは変わってくるはずです。
我々 人間や、ペットとして人気のある犬・猫などの哺乳類と、鳥類は、生物学上は『恒温動物』に分類されています。1年を通して、気温に関わらず体温はほぼ一定です。
気温が高ければ、その分、体の熱が逃げていかないため、体が消費するエネルギー量は少なく、気温が低ければ、その分、体の熱が逃げていくため、体が消費するエネルギー量は多いということになります。暑いと食欲が落ちるのは、このこととも大いに関係があるでしょう。
それなのに、この気温・気候・季節と必要なエネルギー量については、どこにも書かれていません。栄養学や医学の専門家は、なぜこの点に触れないのでしょうか。
ここ3回にわたって、食や栄養に関する話題について書いてきましたが、食・栄養・健康に関する情報は、これほどにもガタガタなのです。
分かりづらかったり、あるいは不完全であったりということが多く、栄養に関する情報は嘘が多いのではないかと疑うレベルです。
書き出したらキリがないので、食・栄養・健康に関する話題は、ここで一旦 区切りますが、結局のところどのような食生活を送れば良いのか、この点に関しては、私はシンプルに考えています。
小学校の家庭科で習ったとおり、色々な食品を満遍なく食べれば良いのだと解釈しています。