015 教育が人々から考える習慣を奪っている

当ブログではこれまで、世の中に不完全な情報が多く出回っていることを書いてきました。

 

メディアは大嘘をつき、書籍やネット上の栄養・健康に関する情報は調べてもなかなか疑問が解決しません。

 

コロナ禍よりも前から都市部でも鉄道の減便は繰り返されており、2020年以降に行われた鉄道減便も、全ての事例においてコロナ禍による利用者低迷が主たる原因ではないにもかかわらず、

 

マスコミは、コロナ禍で利用者が低迷しているために鉄道各社が減便していると報道し、そして鉄道好きの人たちがマスコミの報道内容をコピーペーストし、Youtubeなどで、ここ最近の鉄道の減便が全てコロナ禍の影響によるものであるかのように言っています。

 

前回まで6回にわたり、これらの事例を挙げながら世の中に出回っている情報の不完全さについて書いてきました。

 

このように不完全な情報が出回り、それに対して疑問を呈する人は少なく、多くの人が不完全な情報を不完全なまま鵜呑みにしているわけですが、

 

これは、物事を深く考える人が少ないことを表しているのではないでしょうか。

 

人々がもっと深く物事を考えていれば、不完全な情報がこれほど多く出回ることはないでしょう。

 

そして私は、物事を深く考える人が少ない原因のひとつに教育があると考えています。

 

ちなみに、ここでいう『教育』とは、『受験』や『入試システム』を含めています。

 

現に『知識詰込み型の教育』などと言われるように、小中高と上がる中で、理解が追いつかないまま多くのことを覚えさせられた人も多いのではないでしょうか。

 

高校から先、人によっては大学受験のために多くの科目を勉強しますが、大学受験を終えた後は、大学での専攻分野と関係ないことはいずれ忘れてしまいます。

 

次回から教育や受験の現状をテーマに、教育によって考える習慣が奪われている事例について書いていきます。